女性のための医療ウィッグ > 医療ウィッグの選び方と購入方法
ウィッグは既製品のモノなら安いウィッグもありますが、医療ウィッグは常に着用することから通気性や頭皮への負担を考慮する必要があります。 自毛の回復を常に考慮して、出来る限りオールハンドメイドで創ることが大切です。一般的なオーダーメイドは20万~90万円掛かりますが、Wig-Worldでは1.5万~20万円で大変に安価にてご提供しております。
医療ウィッグといっても、色々なタイプがあります。
そこで、医療ウィッグを上手に選んでいただくために「知っておけば安心という知識」をまとめました。
ウィッグの毛質はどんなものがあるのでしょうか?
まずは、人毛と人工毛のそれぞれの特徴をみてみましょう。
人毛 | 最新人工毛 | |
---|---|---|
長所 | ・自然 ・手触りが良い ・パーマができる ・毛染めができる ・ヘアースタイルを変えやすい |
・セット崩れが少ない ・髪の色落ちがない ・水分を吸わないので臭くない、軽い ・毛が絡みにくい ・乾きやすい |
短所 | ・髪が赤く色あせる ・髪が傷みやすく、絡みやすい ・雨や湿気にセットが崩れる。乾きにくい ・手入れや、セットが面倒 ・長い髪は値段が高い ・臭くなりやすい |
・手触りがガサガサする ・ヘアスタイルを変えにくい ・人工的なツヤがある ・パーマはできない ・カラー(毛染め)はできない ・髪の動きが少ない |
ウィッグの髪質は
何よりも、自然な感じを重視であれば、人毛100%のウィッグが良いようです。
最近は、人毛と人工毛を ミックスしたセットレスウィッグを
えらばれるお客様が増えています。
セットレスウィッグは お手入れが簡単で、特殊人工毛に形状記憶の
ヘアーセット機能なのでブローも必要ありません。手ぐしで思うようにセットできます。
ウィッグをお使いになる方が、何を重要視するかがで、選ぶポイントが決まってくるといえます。
医療ウィッグは、フルオーダーメイド・セミオーダーメイド・既製品の3種類があります。
目的に合わせて 選ぶと良いでしょう。
【フルオーダーメイド】全頭用ウィッグ
頭の形にあわせて しっかりフィットするように、型取りをします。
髪の色は、その人に近いものにしますが、ご要望で色の指定ができます。
毛質は、人毛を100%使用することが多いです。
人毛は パーマをかけたり、ヘアカラーをしたりできるので 思いどおりのウィッグが創れます。フルオーダーメイドの場合は、お客様からの注文を受けてから 創り始めますので
納期に30日~45日くらいかかります。価格は35万円~85万円くらいです。
【イージーオーダーメイド】 半製品オーダーメイド
オーダーメイドと 既製品のあいだの商品で、既製品のウィッグを完全には仕上げずに
一部分を修正したり、カットしたり、頭のサイズを合わせたりします。
【既製品】
同じサイズや形のウィッグを大量に創り、製造コストを下げます。サイズが決まっていますから、後頭部や即頭部のアジャスターや伸縮ネットでサイズが微調整できるようにします。既製品の良いところは、安価で 購入してすぐに使用できることです。
髪を植える方法は、大きくわけると「機械植え」マシンメイドと
「手植え」ハンドメイドの2パターンです。
【機械植え】
手植えと機械植えをくらべると、機械植えウィッグの方がかなり
ボリューム(毛量)があり、重量も重いです。ミシンで髪の束を縫いつけるのでその縫い付けるベースはネットではなく布です。そこへ縫い付けますから当然通気性はなく、髪が寝てしまいます。蒸れて重いのでおしゃれ用や変身用の短時間の使用に向いています。
価格は、手植えのものよりも 安価です。
分け目のみ、手植えになっているものもあります。
【手植え】
手植えのウィッグは、植毛ベースがネット状タイプですので、軽くて通気性も良く、毛の流れをヘアースタイルの要望のように出来るので見た目が自然です。
価格は、機械植えウィッグよりも高価になり、注文により製作日数や技術的に価格は注文に応じての見積もりによって価格が提示されます。高いというよりもぴったりした違和感のない、自分だけのヘアースタイルが出来るので、おしゃれな女性には需要が高いといいます。
医療ウィッグは、ショートスタイルのウィッグが良いようです。
それは、毎日使う場合は 簡単に装着でき、スタイルのセットが楽なことです。
ロングスタイルの好きな方もミディアムくらいのものが楽に使用できます。入院中は特に帽子感覚で被れるものがおすすめです。
また、ストレートスタイルは寝癖が付きやすく、寝ているときに前髪が意外とうっとうしいものです。
汗などの影響や寝ているときはに乱れますので、最初から緩いカールがついたウィッグが良いと思います。
医療ウィッグといっても何を基準に、良いものを判断したらいいのでしょうか?
テレビコマーシャルなどでは価格のことは全然分からないし、宣伝だからいいことしか言いません。それに医療ウィッグのことは一度もCМにはでません。
女優さんが亡くなって一時期医療ウィッグの話題もありましたが、具体的な価格は全く分かりません。
インターネットで検索しても、はっきりどれが良いのか価格はもちろん価格と製品の価値や良さは分かりません。
その理由は、使う人や目的によって いろいろな種類があり、メーカーもご要望を聞きながら創るので一概に「これだけのお値段です!」一言で言えないのです。
とはいえ、やはり価格は気になりますね。ここでは、既製品とオーダー品のおおよその価格をお話しします。
【既製品の一般的な価格】
既製品の医療ウィッグは、安いもので 2万5千円くらいから 手に入れることができます。
高いものになると 28万円ほどになります。オーダー品の価格と比較すると、安く購入できるというメリットがあります。
でも既製品ですからオーダーのように完全にピッタとフィットするということは出来ません。
しかしベースを柔らかくしたり、伸縮性を持たせたりと色々なことで、その欠点を克服するように考えて創られている医療ウィッグもあります。
【イージーオーダー製品の一般的な価格】
イージーオーダー品は、既製品のウィッグを自分好みのヘアースタイルに合わせるものをいいます。
オーダーウィッグのように全てがピッタリいくものではないにしても、既製品のように全くヘアースタイルを変えられない訳ではなく長さや毛量、ヘアースタイルの変更がある程度で来ます。しかしそうはいうものの価格とか製造が難しいこともあって、一般にはあまりありません。
この場合は、10万円~40万円くらいが 一般的な価格のようです。
【オーダーメイド製品の一般的な価格】
オーダーメイドのウィッグは、お一人ひとりの注文やご要望を聞いてから、その人のために製造するわけですから、家の注文建築と一緒で注文に対して見積もりを出していくということです。建売住宅ならもう家は立っていて、販売価格は出ています。しかし注文の場合はこれからつくるのですから、注文の要望は当然一人ひとりちがいますから、自分の希望するウィッグを作るとイクラになるかを見積るということです。
値段は、安いもので15万円前後から作ることができますが、高いものになると100万円を超えることもあります。
かなり高額のオーダーメイド製品ですが、お一人ひとりのご要望を完璧に満足のいくようにするには並大抵のことではないようです。
帽子と違い被るという既製品感覚ではなく、入れ歯ように自分の身体に違和感がないようにピッタリ馴染むものがオーダーウィッグです。自分の髪の毛と同じように自然に生えているようで、格好良いものとの強い望みをみたすものですから、高度な製造技術や取り付け技術が要求されます。
ウィッグの価格はピンキリで、選ぶのも迷うと思いますが、抗がん剤よる脱毛は 一時的なものです。一時的に使用するということで考えれば安価なものということになりますが、いくら安価でも「蒸れたり、あまりに不自然で、自分に似合わないヘアースタイルや、ピカピカ光るようなかつら」では被る気にもなりません。
安価ということで価格面ばかりで購入しますと、結局使わずに捨ててしまうこともあります。抗癌剤のときだけでなく後からも、おしゃれ用として被って使うという考えでウィッグを見てみると、自分の求めているものや納得のいくウィッグが見付かると思います。
そうしたことを相談できるウィッグの会社がいいですね。